昭和46年、笑顔をどうぞ ①S28 ②S24? ③S28 ④S26 ⑤S28 ⑥S38 鶴田浩二歌手前史のエピソードを、題は「一つ憶え」 「接吻第1号」のロケで伊豆に出掛けた鶴田浩二、見かけによらぬ親孝行で御両親と弟さんを連れて行ったのは良かったが、ロケの終った夜、ホテルのホールでの大宴会にすっかり酩酊した彼、御両親に囲れながら上機嫌でホテルのバンドに併せて「夜霧のブルース」を歌ったが素人離れのした上手いもので大変な人気。 其の道の大御所、万城目正先生も拍手する有様、そこで此の映画の監督で音楽映画のヴェテラン、佐々木康監督 「次の音楽映画は鶴田に唄って貰うよ」迄は良かったが、更にもう一曲を所望されると、どうしたものか何時も物怖じしない彼に似ず、モヂモヂ。 そこで見るに見かねての御両親、口を揃えて 「此の子は昔からあの歌だけは特に巧いんですよ」には、一同「ナールホド!」 |